これについて、国連のデュジャリック報道官は会見で「現地の人たちは家や通信手段を失い生活に影響がでている。また、水の問題は命にかかわる最大の問題だ」と述べ、安全な飲料水や食料などの支援物資が求められているとしました。
このほか、OCHAは「トンガ政府が来月13日まで非常事態宣言を発表した」と明らかにしました。
また、別の写真では、市民が、がれきや土砂の掃除にあたっている姿も確認できます。 さらに、海岸から700メートルほど離れた教会を写したとみられる写真では、屋根や周囲が火山灰に覆われ、噴火によって大量の火山灰が降った様子がうかがえます。 撮影したラジオ局職員のマリアン・クプさんは噴火の発生当時について「とても大きな音で耳鳴りがして家族の声を互いに聞き取れず『逃げる準備をして』と指さしながら伝えるしかできませんでした。そのあと、家族と一緒に海岸のそばから避難しました」と緊迫した状況を語りました。 そして現状について「人々は建物の屋根や車などあらゆる場所に積もった火山灰の除去に追われています」と述べたうえで「今のところ、食料は大丈夫ですが、食料が問題なく輸入されることを期待しています。最も懸念しているのが水です」と指摘し、飲料水の供給を求めました。
現地のラジオ局職員 飲料水の供給求める