千葉県の
大規模な
停電で、
東京電力は
当初、
停電は
数日で
解消するという
見通しを
示しましたが、
これは
感電事故などを
防ぐための
巡回を
基にまとめられ、
被害の
全容を
把握しないまま
公表されていたことがわかりました。
当初の
対応が
適切だったのか
問われることになり
そうです。
台風15
号の
影響で
今月8日に
始まった
千葉県での
大規模な
停電で、
東京電力は
当初、11
日までに
復旧させる
見通しを
示しましたが、
その後、
何度も
修正され、
停電が
長引く結果となりました。
これについて菅原経済産業大臣は20日の記者会見で、実態と大きく異なる復旧見通しがまとめられた経緯などについて検証する考えを示しています。
関係者への取材によりますと、当初の復旧見通しは感電事故を防ぐための巡回を基にまとめられ、被害の全容を把握しないまま公表していたことがわかりました。
東京電力では早い段階から千葉県の各地に社員を派遣し、社内のマニュアルに沿って、切れた電線による感電事故などを防ぐための巡回を行いました。
しかし、広い地域を早く点検することを優先し、設備の被害が深刻だった山間部や高台の状況は十分に確認していなかったということです。
当初の見通しは巡回の結果や過去の台風との比較などを基にしたものの、被害の全容を把握しないまま、まとめられ、公表されていたことになります。
東京電力ではその後、復旧作業を急ぎ、停電の戸数は20日中におよそ8400戸まで減りましたが、当初の対応が適切だったのか問われることになりそうです。