最近、
スポーツイベント
などで
顔や
手などに
絵を
貼り
付ける「タトゥーシール」について、
使用したあとに
肌に
炎症が
起きたなどの
報告が
寄せられているとして
消費者庁などが
注意を
呼びかけています。「タトゥーシール」は
絵や
模様を
顔や
腕などに
転写して
使うシールで、「タトゥー」のような
効果が
手軽に
楽しめることから、
スポーツイベントなどで
見かけることが
増えています。
消費者庁によりますとこの「タトゥーシール」を使って肌にかゆみが出たり、炎症が起きたりという報告が寄せられていて、中には、顔にシミのようなあとが残ってしまうケースがあったということです。
これを受けて国民生活センターが「タトゥーシール」や顔などに絵を描く「フェイスペイント」用の塗料など合わせて20商品を調査したところ、13の商品で、アレルギーを起こすおそれがある金属が含まれているのに表示が無かったり、化粧品では使用が禁止されている成分が含まれていたりするなど注意が必要だったということです。
消費者庁によりますとこうした商品には成分の安全基準などは無いということで、使用の際にはあらかじめ腕の内側などで試すことや異常を感じたらすぐに皮膚科を受診するなど、注意を呼びかけています。
消費者庁消費者安全課の鮎澤良史課長は「ラグビーワールドカップやハロウィーンなど使う機会が増えると予想されるので十分に注意してほしい」と話しています。