先月、
愛知県豊橋市の
港に
入港した
貨物船から
およそ170
キロのコカインが
見つかり、
税関などに
押収されていたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。
国内での
1度の
押収量としては
過去最大で
末端の
密売価格は
およそ34
億円に
上るとみられます。
捜査関係者によりますと
先月下旬、
愛知県豊橋市の
港に
入った
貨物船の
中に
不審な
積み荷が
あるのを
税関の
職員が
見つけました。
荷物を調べたところ中にコカインおよそ170キロ、末端の密売価格でおよそ34億円分が入っていて、鑑定の結果、不純物などの混入が少ない純度がかなり高いものだったということです。
国内で1度に押収されたコカインの量としては過去最大で、税関当局などは国際的な密売組織が関わっているとみて調べています。
愛知県内では去年10月、名古屋市内の倉庫から自動車のタイヤのホイールに隠されたおよそ340キロの覚醒剤が見つかっていて、税関などが水際での取締りを強めていました。
コカインをめぐっては、去年使用や密売などで全国の警察が摘発した事件は過去最多の434件に上っていて、ことしに入ってからもミュージシャンやラグビー選手がコカインを使用したり隠し持っていたりしたとして逮捕されています。