日本の
航空会社の
ある取り組みが
海外の
メディアやSNSで
注目を
集めています。
日本航空が
座席指定サイトで
幼い子ども
連れの
乗客の
座席を
知らせている
サービスを
巡り、
賛成と
疑問の
声があがり
議論となっています。
日本航空では2013
年から
座席指定サイトで
3歳未満の
子ども
連れの
乗客の
座席に「
幼児マーク」と
呼ばれる
印を
表示して
知らせるサービスを
提供しています。
この取り組みについてアメリカの男性が先月末、日本航空を利用した際にツイッターで「13時間の旅の間、泣き叫ぶであろう赤ちゃんの居場所を教えてくれてありがとう」と称賛し、ほかの航空会社にも義務化すべきだと訴えたところ、SNS上で大きな議論が巻き起こりました。
このなかでは幼い子どもを持つ親や機内でゆっくりしたいという人たちから賛成の意見が出る一方で、子ども連れの家族を遠ざけ差別につながるなどとして疑問の声もあがっています。
これを受けて海外の有力メディアも次々に記事に取り上げ、「子どもを避けるのか」とか、周囲に迷惑をかけないように気遣う「とても日本的な選択肢」と伝えて注目を集めています。
これについて日本航空の広報担当者は「もともと小さな子ども連れのお客様から『周りの方に子どもがいることを知っておいてほしい』というご意見があって始めました。すべてのお客様が快適に過ごせるように取り組んでいきます」と話しています。