カタールのドーハで開ひらかれている陸上りくじょうの世界せかい選手権せんしゅけんの男子だんしマラソンは、暑あつさと湿度しつどを考慮こうりょして大会たいかい９きゅう日にち目めの５ご日にち、午後ごご11時じ59分ふんにスタートしました。

日本にっぽんからは世界せかい選手権せんしゅけん４よん回かい目めの出場しゅつじょうとなった川内かわうち選手せんしゅと、いずれも初はつ出場しゅつじょうの山岸やまぎし選手せんしゅと二に岡おか康平やすひら選手せんしゅの３さん人にんが出場しゅつじょうしました。

レースはスタート直後ちょくごからパラグアイの選手せんしゅが飛び出とびだし、そのあとを50人にんほどの大おおきな集団しゅうだんが追おう展開てんかいで進すすみました。

日本にっぽんの３さん人にんの選手せんしゅは、当初とうしょはこの集団しゅうだんでレースを進すすめましたが、10キロを前まえにペースについて行いけず遅おくれ始はじめました。

20キロすぎにアフリカ勢ぜいがパラグアイの選手せんしゅを捉とらえて先頭せんとうに立たちレースを引っ張ひっぱる中なか、日本にっぽんの選手せんしゅたちは大おおきく離はなされました。

日本にっぽん選手せんしゅの最高さいこうは山岸やまぎし選手せんしゅの25位いでタイムは２に時間じかん16分ふん43秒びょう、８はち位い入賞にゅうしょうを目指めざしていた川内かわうち選手せんしゅは２に時間じかん17分ふん59秒びょうで29位い、二に岡おか選手せんしゅは２に時間じかん19分ふん23秒びょうの37位いでした。

優勝ゆうしょうはエチオピアのレリサ・デシサ選手せんしゅで、タイムは２に時間じかん10分ふん40秒びょうでした。

山岸やまぎし「ゴールすることで精せいいっぱい」

山岸やまぎし選手せんしゅは「後半こうはんになかなか自分じぶんの走はしりができなかった。予定よていではもっと順位じゅんいを上あげる予定よていだったが、ゴールすることで精せいいっぱいだった」と振り返ふりかえったうえで「日本にっぽんでは経験けいけんができないレースをしたと思おもう。今後こんごも戦たたかえる選手せんしゅを目指めざしたい」と話はなしていました。

川内かわうち「ペース設定せっていをミスした」

川内かわうち選手せんしゅは「予定よていどおりのペースで走はしったが、想定そうていしたよりも湿度しつどが低ひくくペースの設定せっていでミスした。集団しゅうだんから離はなれても追おいつくことができなかった。暑あつさ対策たいさくをいろいろと行おこない、同おなじペースで走はしることはできたが、トップ選手せんしゅのような走はしりはできなかったので厳きびしい現実げんじつを突つきつけられた」と悔くやしそうに話はなしていました。