韓国の
元慰安婦を
支援する
団体の
運営が
不透明だと
指摘されている
問題で、
この団体は
所有する
施設の
管理を
前の
理事長の
父親に
任せ、
日本円で650
万円余りを
支払っていたことを
明らかにし、「
思慮が
足りなかった」と
陳謝しました。
韓国メディアは、
検察が
横領や
詐欺などの
疑いが
あるとする
告発を
受け
捜査に
着手したと
伝えています。
韓国では
元慰安婦のイ・ヨンス(
李容洙)
さん(91)が、1992
年からソウルの
日本大使館の
周辺で、
日本政府に
謝罪と
賠償を
求める抗議集会を
開いてきた
支援団体について、このほど
寄付金の
使いみち
など運営が
不透明だと
異例の
批判を
行いました。
これに対し、団体側は「横領や不正な流用はない」と否定する一方、ソウル近郊に所有する元慰安婦と若者の交流施設に関連し、2014年1月から先月まで、前の理事長のユン・ミヒャン(尹美香)氏の父親に管理を任せ、日本円で650万円余りを支払っていたことを16日付けの文書で明らかにしました。
そのうえで「前の理事長の親族を管理人に指定したのは思慮が足りなかった」と陳謝しています。
この団体を長年率いてきたユン氏は、先月の総選挙で与党の比例代表の候補として初当選したばかりです。
元慰安婦の支援団体をめぐっては、韓国メディアが連日、寄付金の流用などの疑惑を取り上げており、通信社の連合ニュースは、検察が横領や詐欺などの疑いがあるとする告発を受け、捜査に着手したと伝えています。