ローマの観光名所「トレビの泉」が約3カ月にわたる修復工事を終え、一般公開が再開しました。
雨が降るなか、修復工事を終えて再び水を蓄えたトレビの泉の姿が22日、観光客らに披露されました。
修復が終わった泉では美しさを保つため、噴水のふちに座ることや周辺での飲食が禁止され、一度に入れる観光客の数も400人に限られます。
工事にかかった費用は5000万円以上で、9月30日から約3カ月間かけて水を抜いての大規模な清掃と修復が行われました。
トレビの泉に肩越しにコインを投げ入れると再びローマに来ることができるという言い伝えがあります。
修復工事中は禁止されていましたが、工事が終わって訪れた観光客は願いを込めながら早速、コインを投げ入れていました。
来年はバチカンの25年に一度の記念祭の年で工事関係者らは「工事が間に合った」と安堵(あんど)の表情を浮かべていました。
トレビの泉はバロック後期の名作で、1762年に完成しました。