それでも多くの会場で子どもたちが競技を見ることができなくなったことについて、スポーツ庁の室伏長官は「感染症防止の観点からはしかたがないので、期間中に限らず今後も大会を生かした教育を学校現場でやっていきたい」と話しました。
東京オリンピックはほとんどの競技会場が無観客で開催されますが、宮城、茨城、静岡の3県では制限を設けながら観客を入れるとしています。
このうち茨城県は、次世代を担う子どもたちに観戦してもらうための学校連携観戦チケットだけを認めるとしていました。
さらに観客を入れて開催するとしている宮城県と静岡県でも、学校連携観戦チケットを活用し、子どもたちが競技を見ることができる見込みとなっていることが、スポーツ庁への取材で分かりました。
これを受けてスポーツ庁などは3県に対し、新型コロナの感染対策や熱中症対策を十分に講じるよう、14日付けで通知を出し、この中で、会場での応援では大声やハイタッチを控えることや、熱中症対策として気温や湿度が高い日には会場でもマスクを外すといった対応などを求めています。
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