大きさは7階建ての建物ほどで、顔のモデルはインターネットなどで募集した1000人を超える中から選んだ実在する人の顔ですが、年齢や性別、国籍は明らかにされていません。
顔の作品は、16日朝早くから東京 渋谷の公園にたたまれた状態で運び込まれ、ゆっくりと広げてから空気を送り込んで膨らまし、午前6時ごろ空に向かって打ち上げられました。
顔の作品を偶然目撃した人は、思わず空を見上げて驚いたり、写真を撮ったりしていました。
16日の午後8時ごろまで複数回打ち上げる予定だということで、現代アートチーム・目の荒神明香さんは「コロナ禍の大変な時期にできたことが奇跡のようです。人の顔が浮かんでいる景色を見てもらって、こんなことやってもいいんだ、謎なことが起きてもいいんだと感じてもらい、何かを想像する力につながっていけばいいと思っています」と話していました。