再逮捕されたのは、いずれも経済産業省のキャリア職員、櫻井眞容疑者(28)と新井雄太郎容疑者(28)です。
警視庁によりますとことし1月、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業などを対象にした「家賃支援給付金」についてうその申請を行い、600万円をだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
2人はいわゆるペーパーカンパニーを使って給付金およそ550万円をだまし取ったとして逮捕・起訴されましたが、その後の捜査で2人が関係する別の会社の口座にも給付金が振り込まれていたことが分かったということです。
登記簿によりますと、この会社はおととし設立され櫻井職員の自宅がある東京 千代田区の高級マンションの部屋が所在地となっているほか、新井職員が去年3月まで社長を務めていました。
2人は櫻井職員の自宅などを事務所として賃料を支払っているように装っていた疑いがあるということで、警視庁は不正に得た金を自宅マンションの家賃の支払いなどにあてていたとみて詳しいいきさつを調べています。
調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。