米国のアイスクリームメーカー「ベン&ジェリーズ」は19日、イスラエルによるパレスチナ占領が同社の価値観に合わないとして、占領地からの撤退を表明しました。
同社はこれまでも、米国内で警官による暴力や白人至上主義に抗議するなど、リベラル派の立場を発信してきました。
1987年に進出したイスラエルでの販売活動をめぐっては、同国がパレスチナの占領地に入植地を建設する動きは国際法に反するなどとして、かねてリベラルな立場との矛盾を指摘する声が上がっていました。
同社は2015年に公式サイト上で、現地での事業を続けていれば影響力を持つことができると主張しましたが、それ以外はほぼ沈黙を守ってきました。