香港メディアによりますと、言語障害などがある子どもに訓練や指導を行う「香港言語治療師総工会」の主席ら男女5人は、2019年の反政府デモをモチーフにした絵本など3冊を発行したとして、扇動的な印刷物を配布した疑いで逮捕されました。
絵本では、香港を「悪いオオカミ」に囲まれたヒツジの村に例えて、去年8月に香港から台湾に密航しようとした民主活動家ら12人を「ヒツジ村の勇士」として紹介するなど、中国政府や香港政府を批判する内容となっています。
香港警察は会見で、「絵本の対象は道徳心を養う重要な年齢で、政府への憎しみが植えつけられる」と摘発した理由を述べました。