ことし5月つき、棄権きけんした全ぜん仏ふつオープン以来いらいの公式こうしき戦せんとなったことについて、大坂おおさか選手せんしゅは「2か月かげつぶりの試合しあいだったので、私わたしにとって、確実かくじつに難むずかしいところはありましたが、勝かつことができてうれしかったです。相手あいても本当ほんとうにタフでした」と話はなしていました。

今回こんかいの大会たいかいの目標もくひょうについて「もちろん優勝ゆうしょうです。4年ねんに1回かいの出来事できごとなので、目標もくひょうはより高たかいところに置おいておくほうがいいと思おもっています。しばらくテニスをしていなかったからこそ、今回こんかい金メダルきんめだるをとることができたら、すてきだと思おもっています」と話はなしていました。

また、23日にちの開会かいかい式しきで聖火せいかの最終さいしゅうランナーをつとめたことについて「とても誇ほこりに思おもえる瞬間しゅんかんでした。私わたしのおじいちゃんがきっとどこかで泣ないていたと思おもいますし、まるで夢ゆめのような出来事できごとでした」と振り返ふりかえりました。

そして、大会たいかいを前まえに変かえた髪形かみがたについて「日本にっぽんの旗はたの色いろにしたいと思おもって、赤あかと白しろにしてみました」と笑顔えがおで話はなしていました。

2か月かげつぶりの実戦じっせんでしたが、序盤じょばんから立て続たてつづけにサービスエースを奪うばう滑り出すべりだしで、力強ちからづよいストロークでポイントを重かさねるなど圧倒的あっとうてきな強つよさを見みせました。

ことし5月つき、テニス四よん大だい大会たいかいの1つ、全ぜん仏ふつオープンを棄権きけんした大坂おおさか選手せんしゅ。

その際さい、自身じしんのツイッターで「2018年ねんの全米ぜんべいオープン以来いらい、長ながい間ま、気分きぶんが落ち込おちこむことがあって、対処たいしょするのに本当ほんとうに苦労くろうした。世界中せかいじゅうのメディアに向むけて話はなす前まえには、いつも大おおきな不安ふあんの波なみに襲おそわれる」として自身じしんの状況じょうきょうを説明せつめいしていました。

その後そのご、ウィンブルドン選手権せんしゅけんのほか、ツアー大会たいかいも欠場けつじょうし、公おおやけの場ばに姿すがたを見みせない状態じょうたいが続つづいたため、大坂おおさか選手せんしゅの動向どうこうに世界中せかいじゅうから注目ちゅうもくが集あつまりました。

東京とうきょうオリンピックには本当ほんとうに出場しゅつじょうするのか。

開幕かいまくを直前ちょくぜんに控ひかえた今月こんげつ1日にち、大坂おおさか選手せんしゅがNHKの取材しゅざいにメールで応おうじ、心境しんきょうなどを明あかしてくれました。

文面ぶんめんには「久ひさしぶりに家族かぞくとたくさんの時間じかんを過すごした。心身しんしんともに穏おだやかにリフレッシュできた。オリンピックに最高さいこうの状態じょうたいで臨のぞめるよう、少すこしずつ準備じゅんびを進すすめている」と記しるされていました。

母親ははおやが日本人にっぽんじんで大阪おおさか生うまれの大坂おおさか選手せんしゅは2年ねん前まえ、日本にっぽん国籍こくせきを選択せんたくする手続てつづきを行おこなっていて、「生まれ故郷うまれこきょうで行おこなわれる大会たいかいに日本にっぽん代表だいひょうとして参加さんかできることを誇ほこりに思おもっている」と東京とうきょうオリンピックに臨のぞむ特別とくべつな思おもいがつづられていました。

開会かいかい式しきでは聖火せいかの最終さいしゅうランナーも務つとめた大坂おおさか選手せんしゅは、25日にち、2か月かげつのブランクを感かんじさせない力強ちからづよいストロークと落ち着おちついた試合しあい運はこびで相手あいてを圧倒あっとうし、自身じしんのサービスゲームで1ゲームもブレークを許ゆるさず初戦しょせんを終おえました。

試合しあい後ご、NHKの取材しゅざいに「2か月かげつぶりの試合しあいだったのでとても難むずかしかったですが、勝かつことができてうれしい。私わたしの目標もくひょうはもちろんオリンピックの優勝ゆうしょうです。4年ねんに1回かいの出来事できごとだから、目標もくひょうはより高たかいところに置おいておくほうがいいと思おもうし、金メダルきんめだるを取とれたら素敵すてきだなと思おもっています」と意気込いきごんでいました。