オウムがお互いに技を学習し合い、環境への適応能力が高い鳥であることが海外の研究によって分かりました。
一羽のオウムがごみ箱の上をうろうろしていますが、なかなかふたを開けることができません。
そこに別のオウムが「そこを代われ」と言わんばかりに飛んできて、いとも簡単にふたを開けてしまいました。
これはオーストラリアのシドニーで撮影された映像で、研究者はこれを「ごみ箱開けイノベーション」と名付けています。
研究者によりますと、ごみ箱のふたを開けることは鳥にとっては複雑で難しい行動ですが、シドニーの都市化が進むなかで、ごみ箱を開けられるオウムの事例は増加しているということです。
研究でオウムたちがお互いに技術を教え合っていることが分かり、いかに環境に適応していくかを示す興味深い例だとしています。