野生のニホンザルが集まる「船越山るり寺モンキーパーク」(兵庫県佐用町船越)で、アイドル的存在だった“黄金のサル”が姿を見せなくなっています。2002年6月に生まれた雌の「ひかり」です。名前の通り、光が透き通るような黄色い体毛で人気を集めていましたが、今年5月末以降、行方が確認されていません。群れを離れているだけの可能性もあり、同パークは「元気に戻ってきてほしい」と願っています。
ひかりは先天的に色素が欠乏する「アルビノ」の一種です。毛色の珍しさから有名になり、名前を公募した際には町内外から3千件以上の応募がありました。08年には初めて出産し、親子で寄り添う姿も来場客らを和ませました。