Báo tiếng Nhật: 都内の重症者過去最多176人 40代から50代は第3波の4倍近くに

都内とないの重症じゅうしょう者しゃ過去かこ最多さいた176人にん 40代だいから50代だいは第だい3波はの4倍ばい近ちかくに

Aug 10, 2021 19:08

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんして重症じゅうしょうになった患者かんじゃの数かずは、東京とうきょう都内とないではこれまでで最もっとも多おおかった年末ねんまつから年明としあけの感染かんせん拡大かくだいの「第だい3波は」のピークを超こえ、過去かこ最多さいたの176人にんとなりました。

第だい3波はでは60代だい以上いじょうの世代せだいが重症じゅうしょう患者かんじゃの80％以上いじょうを占しめましたが、今回こんかいの感染かんせん拡大かくだいでは50代だい以下いかがおよそ70％を占しめ、特とくに40代だいから50代だいの重症じゅうしょう患者かんじゃは第だい3波はのピーク時じの4倍ばい近ちかくになっています。

東京とうきょう都とによりますと、都との基準きじゅんで集計しゅうけいした重症じゅうしょう患者かんじゃの数かずは、第だい3波はのことし1月つき20日にちに160人にんと最もっとも多おおくなったあと、3月つき中旬ちゅうじゅんには37人にんまで減へり、4月つき中旬ちゅうじゅんまでの1か月かげつ間かんは30人にん台だいから40人にん台だいが続つづきました。

その後そのご、第だい4波はによって重症じゅうしょう患者かんじゃも増加ぞうかし、5月つき12日にちには86人にんとなりましたが、医療いりょう体制たいせいが危機きき的てきな状況じょうきょうとなった大阪おおさか府ふや兵庫ひょうご県けんなどに比くらべると重症じゅうしょう患者かんじゃ数すうは少すくなく、6月つき下旬げじゅんには37人にんにまで減へりました。

ところが、先月せんげつ以降いこうは感染かんせん拡大かくだいの第だい5波はで重症じゅうしょう者しゃ数すうも増加ぞうか傾向けいこうとなり、特とくに先月せんげつ下旬げじゅんには60人にん台だいだったのが、この3週間しゅうかんほどで176人にんと3倍ばい近ちかくに急増きゅうぞうしています。

年代ねんだい別べつに見みると、第だい3波はでは60代だい以上いじょうの世代せだいが重症じゅうしょう患者かんじゃの80％以上いじょうを占しめましたが、現在げんざいの感染かんせん拡大かくだいでは50代だい以下いかがおよそ70％を占しめています。

特とくに増ふえているのが、40代だいから50代だいの重症じゅうしょう患者かんじゃで、1月つき20日にちの時点じてんでは24人にんと全体ぜんたいの15％でしたが、9日にちの時点じてんでは94人にんと第だい3波はのピーク時じの3.9倍ばいとなり、全ぜん年代ねんだいのうちの60％を占しめています。

また、30代だい以下いかの重症じゅうしょう患者かんじゃは、1月つき20日にちにはいませんでしたが9日にちの時点じてんでは、10代だいが1人にん、20代だいが4人にん、30代だいが10人にんとなっています。

一方いっぽうで、60代だい以上いじょうの重症じゅうしょう患者かんじゃは1月つき20日にちには136人にんだったのが、ワクチン接種せっしゅが進すすんでいることもあり、9日にちの時点じてんでは48人にんでした。

「これまでの大おおきな波なみの中なかで最もっとも厳きびしい」

新型しんがたコロナウイルスの重症じゅうしょう患者かんじゃの治療ちりょうについてまとめている「日本にっぽんECMOnet」理事りじ長ちょうで埼玉さいたま県けんの専門せんもん病院びょういん、かわぐち心臓しんぞう呼吸こきゅう器き病院びょういんで院長いんちょうを務つとめる竹田たけだ晋すすむ浩ひろし医師いしは「私わたしの勤務きんむ先さきの病院びょういんでも重症じゅうしょう患者かんじゃのほとんどが50代だい以下いかで、最大さいだい8床しょうだった重症じゅうしょう患者かんじゃ用ようの病床びょうしょうに12人にんが入院にゅういんしていて、これまでの大おおきな波なみの中なかで最もっとも厳きびしくなっている。第だい3波は以前いぜんは、重症じゅうしょう化かする患者かんじゃは高齢こうれい者しゃが中心ちゅうしんで90代だい以上いじょうだと体からだへの負担ふたんが大おおきいため、人工じんこう呼吸こきゅう器きが装着そうちゃくできず、集中しゅうちゅう治療ちりょう室しつに入はいらない人ひとも多おおかったが、第だい5波はでは重症じゅうしょう化かしているのは日常にちじょう的てきには活発かっぱつで合併症がっぺいしょうがない若わかい人ひとがほとんどで、多おおくがECMOや人工じんこう呼吸こきゅう器きの適用てきようとなり、重症じゅうしょう病床びょうしょうを使つかい続つづけるケースが多おおくなっている」と話はなしています。

そのうえで「患者かんじゃ全体ぜんたいに占しめる重症じゅうしょう者しゃの割合わりあいは高たかくはないがこれほど感染かんせん者しゃ数すうが増ふえると重症じゅうしょう者しゃの数かずは増ふえてくる。人工じんこう心肺しんぱい装置そうち＝ECMOや人工じんこう呼吸こきゅう器きを装着そうちゃくしている患者かんじゃの数かずは首都しゅと圏けんを中心ちゅうしんに増ふえていて、重症じゅうしょう患者かんじゃの治療ちりょうの現場げんばは非常ひじょうに厳きびしい状況じょうきょうだ。私わたしたちは、重症じゅうしょう患者かんじゃを1人にんでも救命きゅうめいすることに全力ぜんりょくを注そそいでいるが、いま、いちばんやってもらわないといけないのは、感染かんせん者しゃの総数そうすうを下さげていただくことだ」と訴うったえました。