沖縄県うるま
市に
ある、うるま
記念病院では、
先月中旬、
感染力が
強いインドで
確認された
変異ウイルス「デルタ
株」に
職員が
感染したことが
分かり、
その後、
感染が
急速に
広がって、
県内では
過去最大規模のクラ
スターが
発生しています。
沖縄県によりますとこれまでに入院患者173人、職員23人の、合わせて196人の感染が確認されていて、感染した入院患者のうち64人が死亡したということです。
病院によりますと、死亡した人のほとんどが高齢者で、感染後にほかの病院に移ったあと死亡したケースもあるということです。
また、病院によりますと、先月30日までに5人の死亡が確認され、その後も死亡する人が相次いだということです。
県内の医療体制がひっ迫していることから、多くの感染者をほかの医療機関に転院させることができず、病院では医師や看護師の応援を受けて院内で対応しているということです。
病院の担当者は「感染しなければ、まだまだこの病院で療養を続けていたはずの患者さんたちが亡くなり、本人やご家族に大変申し訳ない。収束に向けてできるかぎりの対応をとっていく」と話していました。