日本新闻: 茂木外相イラン大統領と会談 “核合意への早期復帰が重要”

茂木もぎ外相がいしょうイラン大統領だいとうりょうと会談かいだん “核かく合意ごういへの早期そうき復帰ふっきが重要じゅうよう”

Aug 22, 2021 21:08

Furigana

中東ちゅうとう地域ちいきを歴訪れきほうしている茂木もぎ外務がいむ大臣だいじんはイランの首都しゅとテヘランで、反米はんべい・保守ほしゅ強硬きょうこう派はのライシ大統領だいとうりょうと会談かいだんし、核かく合意ごういへの早期そうき復帰ふっきに向むけて建設けんせつ的てきに取り組とりくむことが重要じゅうようだという認識にんしきを伝つたえました。

茂木もぎ外務がいむ大臣だいじんは、国際こくさい協調きょうちょう路線ろせんのロウハニ前ぜん大統領だいとうりょうに代かわり、今月こんげつ正式せいしきに就任しゅうにんした反米はんべい・保守ほしゅ強硬きょうこう派はのライシ大統領だいとうりょうと1時間じかん近ちかくにわたって会談かいだんしました。

この中なかで茂木もぎ大臣だいじんは日本にっぽんとイランが築きずいてきた伝統でんとう的てきな友好ゆうこう関係かんけいをいっそう強化きょうかするとともに、ワクチンの供与きょうよなど新型しんがたコロナウイルス対策たいさくなどでさらに協力きょうりょくしていきたいという意向いこうを伝つたえました。

また核かく合意ごういの立て直たてなおしに向むけたアメリカとイランの間接かんせつ的てきな協議きょうぎが中断ちゅうだんしていることを踏ふまえ、核かく合意ごういへの早期そうき復帰ふっきに向むけて建設けんせつ的てきに取り組とりくむことが重要じゅうようだという認識にんしきを伝つたえたうえで、中東ちゅうとう地域ちいきの緊張きんちょうの緩和かんわと情勢じょうせいの安定あんてい化かに向むけて貢献こうけんするよう求もとめました。

一方いっぽう、アフガニスタン情勢じょうせいをめぐっても意見いけんが交かわされ、茂木もぎ大臣だいじんはアフガニスタンの隣国りんごくであるイランの役割やくわりは極きわめて重要じゅうようだと指摘してきし、情勢じょうせいがさらに不安定ふあんてい化かしないよう連携れんけいしていくことで一致いっちしました。

会談かいだんのあと茂木もぎ大臣だいじんはオンラインで記者きしゃ団だんに対にたいし「イランやトルコなどはタリバンとさまざまなルートを持もっている。情勢じょうせいは刻々こっこくと動うごいており、適時てきじ適切てきせつに連携れんけいしていくことをこれまで訪おとずれた各国かっこくとの間まで確認かくにんした」と述のべました。