アメリカ政府はアフガニスタンからの軍の撤退が完了したことを明らかにしました。これで20年間にわたるアフガニスタン駐留に終止符が打たれました。
アメリカ中央軍のマッケンジー司令官は会見で、カブール空港から最後の輸送機が離陸し、撤退を完了したと述べました。
最後の輸送機には現地に残っていた軍司令官や大使など、関係者だけが搭乗していたということです。
一方、いまだ数百人のアメリカ人が現地に残っていて、国外退避を希望する人への支援が今後の焦点になります。
マッケンジー司令官は「軍事的な対応は終わったが、次は国務省が出国の支援を行う」としていますが、現地には過激派組織「イスラム国」の戦闘員が2000人以上いるとも話し、治安が悪化する可能性も示唆しました。