整然と並んでいる球体は、カリフォルニア工科大学の研究チームが開発した「マイクロナノロボット」です。
大きさは髪の毛の幅よりも小さいということです。
カリフォルニア工科大学 ウェイ・ガオ教授
「マイクロナノロボットは、人体の中でも手が届きにくい場所に薬を送り込むことができます」
磁力で移動させることができ、腫瘍(しゅよう)がある部分に到着すると薬を放出します。役目を終えると体内に吸収され、人体に害はないといいます。
マウスで実験したところ、ロボットなしで同じ薬を投与した場合よりも効果があったということです。