トランプ氏はイスラム組織ハマス側に対し、みずからの就任までに人質を解放しなければ何らかの報復を行う構えをみせていて、それまでに進展が見られるのか注目されます。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの間のガザ地区での停戦と人質の解放に向けては12月、アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官も参加して仲介国のカタールで協議が行われました。
こうしたなか、アメリカのニュースサイト、アクシオスは27日、アメリカとイスラエルの当局者の間でトランプ次期大統領が来月20日に就任するまでに停戦や人質の解放で合意に至るのは困難との見方が出ていると伝えました。
トランプ氏は12月2日、SNSでハマス側に対して、みずからが大統領に就任する1月20日までに人質を解放するよう呼びかけ、解放しなければハマスは「アメリカの歴史上、最も大きな打撃を受けるだろう」として何らかの報復を行う構えを見せています。
また、アクシオスはアメリカとイスラエルの当局者の話として、トランプ氏の就任までに交渉が実を結ばなければ、政権の移行によって数か月の遅れが出るおそれがあると伝えていて、それまでに進展が見られるのか注目されます。