石破総理大臣は、
衆議院の
解散をめぐり、
来年の
通常国会で
内閣不信任決議案が
可決されたり
予算案が
否決されたりした
場合、
夏の
参議院選挙にあわせた「
衆参同日選挙」を
行うこともあり
得るという
認識を
示しました。
石破総理大臣は28日、読売テレビの番組「ウェークアップ」に出演し、衆議院の解散をめぐり「衆参同日選挙」の可能性を問われたのに対し、「政府として『こういう予算や法律が正しいと思う』と説明し、審議しても、国会に『ダメだ』と言われた場合、国民に決めてもらおうというのが憲法の仕組みだ」と述べました。
そのうえで、「参議院選挙と衆議院選挙を同時にやってはいけないという決まりはない」と述べ、来年の通常国会で、内閣不信任決議案が可決されたり予算案が否決されたりした場合、夏の参議院選挙にあわせた「衆参同日選挙」を行うこともあり得るという認識を示しました。
また、野党との政策協議の状況次第では、来年度予算案の修正を検討するのかと問われ、「あらゆることを念頭に置かなければならない。理屈の通ったものであり、国会の意思がそうであるならば膨大な作業になるが、当然やらなければならない」と述べました。
一方、アメリカのトランプ次期大統領との会談については、「きのう、岸田前総理大臣と、『日程が合うなら来月20日のトランプ氏の就任前に会ったほうがいいかな』という話をしたが、就任後のほうがいいという考え方もある」と述べ、水面下で調整が続いていると説明しました。