28日午後7時すぎ、川崎市宮前区で住宅2棟が全焼する火事があり、火はおよそ1時間半後にほぼ消し止められましたが、火元の住宅から1人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、この住宅に住む70代の女性と火事のあとから連絡が取れなくなっていて、警察は亡くなったのはこの女性の可能性があるとみて身元の確認を進めています。
また午後8時ごろには、東京・多摩市永山の3階建てのアパートの3階部分で焦げ臭い匂いがすると同じアパートの住人から消防に通報がありました。
消防がポンプ車など20台で消火にあたった結果、火はおよそ1時間半後に消し止められ、火元の部屋から女性1人が救助されましたが、女性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。
火事の後、この部屋に住む人と連絡がとれなくなっているということで、警視庁は身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。
28日はこのほかにも、未明に横浜市港南区でマンションの1室の一部が焼ける火事があり、この部屋に住む89歳の男性が死亡したほか、午前6時ごろ、相模原市南区でアパートの1室が焼け、この部屋に住む46歳の女性が死亡しました。
千葉県成田市では午前10時すぎに木造2階建ての住宅から出火し、住人とみられる女性1人が病院に運ばれましたが死亡しました。
関東地方では広い範囲に乾燥注意報が出されていて消防などは火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。