バードストライクが起きると機体が損傷し、遅延や欠航のほか、今回のような大事故につながる恐れがあります。国土交通省によると国内の空港では年間1千件超のバードストライクが発生。航空機の発着自体が減少したこともあり、令和2年の発生件数は972件で市たが、3年は1075件、4年は1421件、5年は1499件となっています。事故が起きるタイミングとしては着陸滑走中の事故が最も多く全体の約27%、次いで、離陸滑走中の事故が約21%となっています。
各空港で対策がとられており、関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港を運営する関西エアポートでは、今年3月から高周波の音波を使った装置の試験運用を始めました。また、国土交通省も鳥衝突の情報共有を目的としたサイトを立ち上げるなどして対応しています。