自民じみん総裁そうさい選せん 公開こうかい討論とうろん会かい 外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくなどめぐり論戦ろんせん

自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほした9人にんは14日にち、日本にっぽん記者きしゃクラブの公開こうかい討論とうろん会かいに臨のぞみ外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくも論点ろんてんとなりました。

茂木もぎ幹事かんじ長ちょうは大統領だいとうりょうがかわるアメリカとの関係かんけいについて「新しん大統領だいとうりょうが決きまったらすぐに会あいたい。共通きょうつうの脅威きょういにどう対応たいおうし協力きょうりょくしていくかを議論ぎろんし、大統領だいとうりょうが就任しゅうにんする来年らいねん1月つき20日にちまでに日にち米べいが共通きょうつうの認識にんしきを持もっている状態じょうたいをつくりたい」と述のべました。

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうは、新あらたな大統領だいとうりょうが日本にっぽんに防衛ぼうえい上じょうのさらなる負担ふたんを求もとめた場合ばあいの対応たいおうを問とわれ「正当せいとう性せいを持もつとは思おもわない。アメリカの戦略せんりゃくを担になっているのは日本にっぽんにあるアメリカ軍ぐん基地きちであり、それを論理ろんり的てきに説明せつめいすれば誰だれが大統領だいとうりょうでも日本にっぽんの主張しゅちょうの正当せいとう性せいは認みとめられる」と述のべました。

高市たかいち経済けいざい安全あんぜん保障ほしょう担当たんとう大臣だいじんは、日本にっぽん製鉄せいてつによるアメリカの大手おおて鉄鋼てっこうメーカーUSスチールの買収ばいしゅう計画けいかくをめぐり「経済けいざい安全あんぜん保障ほしょう上じょうの問題もんだいと捉とらえようとしている節ふしがあるが、日本にっぽんとアメリカは同盟どうめい国こくであり鉄鋼てっこう業界ぎょうかいの体力たいりょくをしっかりと力ちからを合あわせて強つよめていくのが本来ほんらいの目的もくてきだ」と述のべました。

覇権はけん主義しゅぎ的てきな動うごきを強つよめる中国ちゅうごくとの向き合むきあい方かたについても意見いけんが交かわされました。

小林こばやし鷹たか之の氏しは「受け身うけみではなく、しっかり戦略せんりゃくを持もつべきだ。安全あんぜん保障ほしょうは見みたくない現実げんじつを直視ちょくしする勇気ゆうきが必要ひつようだが、経済けいざいは対話たいわを通をつうじて望のぞましい状況じょうきょうにすることが重要じゅうようで、分わけて考かんがえるべきだ」と述のべました。

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは「みずから『知ち中ちゅう派は』だと思おもっており、どこを押おせば交渉こうしょうが優位ゆういに進すすめられるか少すこしは分わかっているつもりだ。どうつきあっていくかをしっかり考かんがえ、日本にっぽんの国益こくえきを実現じつげんしていく」と述のべました。

河野こうのデジタル大臣だいじんは「同志どうし国こくや民主みんしゅ主義しゅぎの国々くにぐにで同おなじ戦略せんりゃくを持もって対応たいおうにあたることが力ちからになる。ASEANやグローバルサウスの国々くにぐにと裏うらで共同きょうどう戦線せんせんを張はっていくことが大事だいじだ」と述のべました。

一方いっぽう、北朝鮮きたちょうせんによる拉致らち問題もんだいへの対応たいおうについて小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しは「私わたしが総理そうりになったら同どう世代せだいどうしのトップになる。父親ちちおやどうしが会あっているので、歴史れきしの中なかで関係かんけいを築きずいた礎いしずえのもとに、新あらたな対話たいわの機会きかいを模索もさくしたい。トップの動うごく外交がいこうで、新あらたな展開てんかいを切きりひらきたい」と述のべました。

上川かみかわ外務がいむ大臣だいじんは「『トップ外交がいこうでの役割やくわりを果はたしたい』と言いう岸田きしだ総理そうり大臣だいじんを支ささえてきたが、総理そうり大臣だいじんになっても同おなじような方向ほうこう性せいでしっかり対応たいおうしたい」と述のべました。

加藤かとう元もと官房かんぼう長官ちょうかんは「日にち朝ちょう関係かんけいだけで事ことが動うごくわけではなく、アメリカとの関係かんけいなどいろいろな動うごきの中なかでタイミングを見極みきわめなければならない。タイミングが来きた時ときにしっかり話はなしができるための努力どりょくが大事だいじだ」と述のべました。

9人にんは15日にち福島ふくしま市しで演説えんぜつ会かいに臨のぞむことにしています。