防衛省などによりますと18
日朝、
北朝鮮から
弾道ミサイルの
可能性のあるものが2
回発射されました。
いずれも
日本のEEZ=
排他的経済水域の
外側にすでに
落下したとみられていて、
防衛省が
警戒と
監視を
続けています。
防衛省は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと18日午前6時55分に発表しました。
その後、海上保安庁は防衛省からの情報をもとに2回目の発射の情報を午前7時28分に発表しました。
複数の防衛省関係者によりますと、いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側にすでに落下したとみられるということです。
海上保安庁によりますと、これまでのところ船舶への被害の情報は入っていないということです。
北朝鮮が弾道ミサイルや、弾道ミサイルの可能性があるものを発射したのは、今月12日以来でことし11回目です。
防衛省が情報収集を進めるとともに、警戒と監視を続けています。
韓国軍合同参謀本部“北朝鮮が短距離弾道ミサイル数発発射”
韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が18日午前6時50分ごろピョンアン(平安)南道ケチョン(价川)付近から短距離弾道ミサイル数発を北東方向に発射したと、18日午前8時ごろ発表しました。
北朝鮮は今月12日、「超大型ロケット砲」と呼ばれる短距離弾道ミサイルを数発発射していて、国営メディアは、ロケット砲の移動式発射台の性能を確認するためキム・ジョンウン(金正恩)総書記の立ち会いのもとで発射実験が行われたと伝えていました。
また、北朝鮮は先週、キム総書記がウランの濃縮施設を視察したと発表し、核兵器の増産態勢の整備を強調していました。韓国軍はアメリカ軍とともに飛行距離やミサイルの種類などを詳しく調べています。
米 国務省報道担当者「国連安保理の複数の決議に違反」
アメリカ国務省の報道担当者は17日、NHKの取材に対し「今回の発射は北朝鮮による近年の弾道ミサイルの発射と同様に国連安保理の複数の決議に違反している」として非難しました。その上で「われわれは、北朝鮮による敵対的行為を阻止し、安保理決議違反に対して国際的な対応を調整するための最善の方法について同盟国などと緊密に協議を続ける」としています。
岸田首相 迅速・的確な情報提供など指示
北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、それに不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。
政府 緊急参集チーム集め対応協議へ
政府は、総理大臣官邸に設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室で情報を集約するとともに、緊急参集チームのメンバーを集めて今後の対応を協議することにしています。
韓国 連合ニュース“北朝鮮が東方向へ弾道ミサイル発射した”
韓国の通信社・連合ニュースは、韓国軍の合同参謀本部の話として北朝鮮が東方向に向けて弾道ミサイルを発射したと伝えました。