スーパー
コンピューターの
性能を
競う最新の
世界ランキングが
発表され、
理化学研究所の
最新のスーパーコンピューター「
富岳」が
計算速度など4つの
部門で
世界一となりました。スーパー
コンピューターの
世界ランキングは、
専門家による
国際会議が
半年ごとに
発表していて、
理化学研究所と
大手電機メーカーの
富士通が
神戸市の
施設に
整備を
進めているスーパーコンピューター「
富岳」が
初めて審査にエントリーされました。
その結果、主に6つある部門のうち、「富岳」は最も基本的な計算速度を競う部門など4つで1位となりました。
計算速度は、1秒間に1兆の40万倍以上の回数で、前回、1位だったアメリカのスーパーコンピュターのおよそ3倍でした。
日本のスーパーコンピューターが計算速度を競う部門で1位になるのは、理化学研究所にあった前のスーパーコンピューター、「京」以来、9年ぶりです。
このほか、シミュレーションに使うことが多い計算方法や、人工知能の学習性能、それに、ビッグデータの処理性能を示す部門でも1位となりました。
理化学研究所では「主要な項目で突出して世界最高性能を示すことができた。『富岳』やそのテクノロジーでさまざまな社会問題を解決できるだろう」としています。