梅雨前線の
影響で、
九州北部には
発達した
雨雲がかかり、
長崎県佐世保市では
午前7時前までの
3時間に
観測史上最も多い181.5
ミリの
雨を
観測する
など大雨となっています。
気象庁は、
土砂災害に
厳重に
警戒するとともに、
低い土地の
浸水や
川の
氾濫に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
梅雨前線に
向かって
暖かく
湿った
空気が
流れ込んでいる
影響で、
九州北部では
大気の
状態が
不安定になり、
発達した
雨雲が
次々と
流れ込んでいます。
長崎県佐世保市では、午前6時50分までの3時間に、観測史上最も多い181.5ミリの雨が降り大雨となっています。
午前7時までの1時間には、長崎県佐世保市で60ミリの非常に激しい雨が降ったほか、佐賀県伊万里市で48ミリの激しい雨が降りました。
レーダーによる解析では、午前6時すぎにかけていずれも長崎県の佐世保市付近、波佐見町付近、西海市付近、五島市付近で猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
また、気象庁は、新上五島町と五島市では「50年に1度の記録的な大雨となっているところがある」という情報を発表しました。
これまでに降った雨で、長崎県と佐賀県では、土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があるほか、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
梅雨前線は26日にかけて南下する見込みですが、九州北部ではこのあとしばらくは1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあるほか、26日にかけては断続的に激しい雨が降るおそれがあります。
26日朝までの24時間に降る雨の量は、長崎県で200ミリ、佐賀県150ミリと予想されています。
気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の氾濫に警戒するよう呼びかけています。