インドの首都ニューデリーに近いグルガオン市に27日、サバクトビバッタの大群が襲来し、首都圏政府が関係当局に高度の警戒態勢を維持する注意報を出す騒ぎとなりました。
グルガオン市の住民はCNNの取材に、大群が押し寄せたのは現地時間の同日午前11時半ごろと証言しました。数千匹が15分間にわたって民家のテラスや屋根などに密集し、その後、強風で吹き飛ばされる事態もあったということです。
今回のような大群の到来を最後に目撃したのは少なくとも40年前だったともしました。
ニューデリー市当局者によると、職員を市内や村落に派遣し、駆除の方法を住民に教示しました。爆竹の使用、太鼓や台所用具をたたいての騒々しい音の発生や高音量で音楽を流すなどの対策が含まれているとみられます。