今回の
記録的な
豪雨で
大分県由布市で
老舗旅館を
経営する
家族4
人が
被災したことについて
旅館の
公式キャラクター、
電脳女将・
千鶴の
声を
担当する
大分県出身の
声優、
種崎敦美さんが12
日、
自身のツイッターに
コメントを
寄せました。
今回の
豪雨災害で
由布市の「
湯平温泉」に
ある老舗旅館「つるや
隠宅」を
経営する
渡邊さん一家4
人が
乗る車が
川に
流され、1
人が
遺体で
見つかり、3
人の
行方が
今も
分からなくなっています。
旅館「つるや隠宅」は明治時代から続く老舗旅館として知られる一方、若い世代をターゲットにした独自の取り組みを展開していたことでも知られていました。
関係者によりますと2016年の熊本地震のあと、旅館のおかみをモチーフにしたキャラクター・電脳女将・千鶴を作って、SNSで情報発信をしたり、グッズを作ったりして、工夫をしながら経営を進めてきました。
キャラクターの声優をつとめた種崎さんは「つるや隠宅さんのニュースがショックで悲しくて信じられなくて、何かことばを届けようとしても涙が止まらず文字が打てずにいました」と苦しい胸の内をつづっています。
そして「千鶴さんの声を担当させていただけることになった時、本当にうれしかったです。大分弁でセリフをしゃべる、大分県と深く関わる仕事をするのが夢の一つでした」とコメントしています。
そのうえで「千鶴さんが旅館で待っています。早く帰ってきてあげてください」と3人の無事を祈る気持ちを書き込んでいました。