コロナ感染かんせん拡大かくだい 一部いちぶ地域ちいきで加速かそく 迅速じんそく対応たいおうを 専門せんもん家か会合かいごう

専門せんもん家かがまとめた感染かんせん状況じょうきょうの評価ひょうかによりますと、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが解除かいじょされて以降いこう、感染かんせんは東京とうきょう都との一部いちぶから地方ちほうに広ひろがり、都市とし部ぶを中心ちゅうしんに感染かんせん防止ぼうしのガイドラインを守まもっていないと思おもわれる接待せったいを伴ともなう飲食いんしょく店てんや友人ゆうじんとの会食かいしょくなどを介かいした拡大かくだいが続つづいており、大阪おおさか、福岡ふくおか、愛知あいちなど、一部いちぶの地域ちいきでは拡大かくだいのスピードが増まし、憂慮ゆうりょすべき状況じょうきょうだとしています。

さらに最近さいきんでは、宣言せんげんの解除かいじょ後ごは少すくなかった医療いりょう機関きかんや高齢こうれい者しゃ施設しせつなどでの感染かんせんも確認かくにんされるようになって、中高年ちゅうこうねんにも感染かんせんが広ひろがっているため、重症じゅうしょう患者かんじゃも徐々じょじょに増ふえているとして、医療いりょう提供ていきょう体制たいせいの負荷ふかを軽減けいげんするため、感染かんせん者しゃ数すうを減へらす迅速じんそくな対応たいおうが求もとめられる状況じょうきょうだとしています。

その一方いっぽう、買い物かいものや公共こうきょう交通こうつう機関きかん、オフィスなどで感染かんせんが拡大かくだいする状況じょうきょうではなく、3密みつの環境かんきょうや大声おおごえを発はっする状況じょうきょうを避さけることや換気かんきの徹底てっていなど、基本きほん的てきな感染かんせん対策たいさくを行おこなうことが強つよく求もとめられると強調きょうちょうしました。

「重症じゅうしょう者しゃは今後こんご増加ぞうかも 対策たいさくを迅速じんそくに」

専門せんもん家かの会合かいごうのあと行おこなわれた記者きしゃ会見かいけんで、脇田わきた隆たかし字じ座長ざちょうは、感染かんせんの広ひろがりに比くらべて、現時点げんじてんで重症じゅうしょう患者かんじゃの数かずが少すくない理由りゆうについて「4月つきから5月つきに比くらべると、若わかい世代せだいの感染かんせん者しゃの割合わりあいが多おおいことが挙あげられると思おもう。また、医療いりょう現場げんばでも、患者かんじゃの重症じゅうしょう化かを防ふせぐ治療ちりょう法ほうが改善かいぜんされてきていることや、診断しんだんが迅速じんそく化かされ、発症はっしょうしてから治療ちりょうを始はじめるまでの時間じかんが短みじかくなってきていることも理由りゆうとして考かんがえられる」と述のべました。

その一方いっぽうで、今後こんごについて「現在げんざい、中高年ちゅうこうねんや高齢こうれい者しゃで感染かんせんする人ひとが増ふえてきているので、重症じゅうしょう者しゃは少すこしずつ増加ぞうかしているし、これからも増加ぞうかすると予想よそうされる。医療いりょう体制たいせいのひっ迫ひっぱくを防ふせぐための対策たいさくを迅速じんそくに行おこなう必要ひつようがある」と述のべ、対策たいさくを急いそぐ必要ひつよう性せいを強調きょうちょうしました。