新型コロナウイルスの
影響で、
医療機関の
経営状況が
悪化していること
などを
受けて、
厚生労働省は、
中等症の
感染者を
受け入れた
医療機関に
支払われる
診療報酬を
追加的に
引き上げることを
決めました。
新型コロナウイルスの
感染拡大を
受けて、
厚生労働省は、
医療従事者の
処遇を
改善するため、
重症や
中等症の
感染者を
受け入れた
医療機関に
支払われる
診療報酬を
特例的に
引き上げています。
感染者のうち、重症者が占める割合は減少傾向にあるものの、中等症の患者は全体の3割程度を占めていて、厚生労働省は、経営状況が悪化している医療機関を支援するため、14日、中医協=中央社会保険医療協議会に、診療報酬を追加的に引き上げる案を示し、了承されました。
具体的には、中等症の患者のうち、酸素投与が必要な人などは、重症化するのを防ぐために、診療回数が増えていることなどから、診療報酬を通常の5倍、加算することにしています。
さらに、厚生労働省は、今年度の予備費を活用し、新型コロナウイルスの患者の受け入れに備え、病床を確保するなどした医療機関への支援を行う方針で、15日、必要となる支出を閣議決定することにしています。