ドイツ国防省のトップが辞任を表明しました。戦車の提供などウクライナへの軍事支援に影響が出る可能性もあります。
ドイツのランブレヒト国防相は16日、ショルツ首相に辞意を伝えたことを明らかにしました。
メディアの関心が安全保障政策などではなく、自分自身に集中したことを辞任の理由として挙げました。
ランブレヒト国防相はSNSに投稿した新年のメッセージで、花火が打ち上がるなか、ウクライナでの戦争が特別な時間や素晴らしい人たちとの出会いにつながったと話し、「無神経だ」と批判されていました。
また、ロシアのウクライナ侵攻の懸念が高まった2022年の1月、ヘルメット5000個をウクライナに供与すると発表したことや軍用ヘリに息子を乗せたことを巡り、閣僚としての資質を疑問視する声が上がっていました。
ドイツに対し、ウクライナへ戦車の供与などを求める声が高まるなか、トップの辞任はこうした軍事支援に影響が出る可能性もあります。