イタリアの伝説的な女優ジーナ・ロロブリジーダさんが死去した。95歳でした。ANSA通信が家族の話として報じました。
ロロブリジーダさんの親族に当たるフランチェスコ・ロロブリジーダ農務相は訃報(ふほう)に触れ、「イタリアの映画と文化が生んだ最高のスターの一人」と故人を称賛しました。
ロロブリジーダさんはソフィア・ローレンさんと並び、1950~60年代を代表するイタリア女優として活躍。53年には初めて出演した英語映画「悪魔をやっつけろ」(ジョン・ヒューストン監督)でハンフリー・ボガート、ジェニファー・ジョーンズと共演しました。
以降の代表作は56年の「ノートルダムのせむし男」、59年の「ソロモンとシバの女王」など。
70年代に入るとフォトジャーナリストとして新たなキャリアを築いたが、その後も映画やテレビドラマには出演する機会がありました。
昨年はイタリア上院選に立候補したものの落選していました。