トヨタ自動車とよたじどうしゃ 豊田とよだ章男あきお社長しゃちょうが会長かいちょうに 後任こうにんは佐藤さとう恒治つねじ執行しっこう役員やくいん

豊田とよだ氏しは66歳さい。

トヨタの前身ぜんしんの「トヨタ自動車とよたじどうしゃ工業こうぎょう」を創業そうぎょうした豊田とよだ喜一郎きいちろう氏しの孫まごにあたり、昭和しょうわ59年ねんにトヨタ自動車とよたじどうしゃに入社にゅうしゃしたあと、副ふく社長しゃちょうなどを経へて、平成へいせい21年ねん6月つきから創業そうぎょう家か出身しゅっしんの社長しゃちょうとして13年ねん余あまり経営けいえいを担になってきました。

社長しゃちょう就任しゅうにん当初とうしょからリーマンショックによる世界せかい経済けいざいの悪化あっかや、アメリカでの大だい規模きぼなリコール問題もんだい、それに東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいなど厳きびしい経営けいえい環境かんきょうに直面ちょくめんしましたが、「もっといいクルマづくり」を掲かかげ、原価げんか低減ていげんや生産せいさん性せいの向上こうじょうなどに取り組とりくんできました。

豊田とよだ社長しゃちょうは引き続ひきつづき代表だいひょう権けんのある会長かいちょうとして経営けいえいを担になうものとみられます。

佐藤さとう氏しは、平成へいせい4年ねんにトヨタ自動車とよたじどうしゃに入社にゅうしゃし、社内しゃないのカンパニーのレクサスインターナショナルのトップなどを経へて現在げんざいは執行しっこう役員やくいんを務つとめています。

また、豊田とよだ社長しゃちょうはこれまでを振り返ふりかえり、「社長しゃちょうに就任しゅうにんしたのはリーマンショックによる赤字あかじ転落てんらくの直後ちょくごのことだった。その後そのごも世界せかい規模きぼでのリコール問題もんだい、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいなど会社かいしゃ存亡そんぼうの危機ききの連続れんぞくだった。この13年間ねんかんを振り返ふりかえるととにかく必死ひっしに一いち日にち一いち日にちを生き抜いきぬいてきた。それが私わたしの正直しょうじきな気持きもちだ」と述のべました。

そのうえで、「時間じかんはかかったが、グローバルトヨタ37万まん人にんが、それぞれの町まちのそれぞれの現場げんばでもっといい車くるまづくりに取り組とりくんできた。この13年間ねんかんでバトンタッチのための土台どだいは作つくれた、私わたしはそう思おもっている」と述のべました。

さらに後任こうにんの社長しゃちょうに佐藤さとう氏しを選えらんだ理由りゆうについて、「1つはトヨタの思想しそうや所作しょさを身みにつけようと車くるま作づくりの現場げんばで必死ひっしに努力どりょくをしてきた人ひとだからです。そして、もう1つは車くるまが大好だいすきだからです。さらにつけ加つけくわえるとすれば若わかさです。正解せいかいが分わからない時代じだいに変革へんかくを進すすめていくには、トップみずからが現場げんばに立たち続つづけることが必要ひつようになり、それには体力たいりょくと気力きりょくと情熱じょうねつが欠かかせません。新しんチームのミッションは、トヨタをモビリティカンパニーにフルモデルチェンジすることです」と述のべました。