三菱重工業が国産初のジェット旅客機の開発事業から撤退する方針を固めたことが分かりました。
三菱重工業は2008年にMRJと呼ばれる小型ジェット旅客機の本格的な開発に着手しました。
国産初の小型ジェットとして期待され、2013年に初号機を納入する予定でしたが、度々延期されました。
また、2019年には名称を三菱スペースジェットに変更しましたが、2020年秋には航空需要が大幅に落ち込んだことなどから開発を縮小しました。
アメリカの飛行試験の拠点も去年春に閉鎖されるなど態勢縮小が続いていました。
関係者によりますと、三菱重工業は7日にも開発断念について発表するものとみられます。