大学の工学部では、機械や電気など、物を作る技術について勉強します。女性の学生にもっとたくさん工学部に入ってほしいと考える大学があります。
国によると、工学部で勉強する女性の割合は、去年15%ぐらいでした。ほかの学部と比べてとても低くなっています。
![去年全国の大学の分野別女子学生比率の図](https://www3.nhk.or.jp/news/contents/easy/still/manu_2023_0208_01.jpg)
技術を勉強する学部が多い東京工業大学では、一部の試験で、合格する女性の数を先に決めておくことにしました。合格する女性の割合が増えます。2024年4月に入学する人のための試験から始めます。最初は58人、次の年は143人になります。
![東京工業大学の入試における女子枠の図](https://www3.nhk.or.jp/news/contents/easy/still/manu_2023_0208_02.jpg)
東京工業大学の学長は「今は大学の男性と女性のバランスがとても悪いです。男性だけが集まるところで、新しいものを見つけたり作ったりすることができるか心配です。大きく変えることが必要だと考えました」と話しています。