インドで牛といえば昔から、国民の大多数を占めるヒンドゥー教徒の間で大地と神を象徴する神聖な存在とされてきました。
当局は牛を崇拝するあまり、今年の2月14日はバレンタインデーを改め、牛を抱きしめる「カウ・ハグ・デー」とすることを計画しました。そうすることで、国民の「感情的豊かさ」を向上させ、西洋から輸入された文化よりも地元の伝統を尊重する姿勢を打ち出す狙いでした。
しかしこの計画は逆効果だったらしく、その後撤回されました。インターネットは牛ハグをからかう画像や風刺画であふれ返り、テレビ番組ではジョークのネタになりました。