今月、
国際宇宙ステーションから
地球に
帰還した
宇宙飛行士の
野口聡一さんが
帰還後初めて会見し「
宇宙船が
海面に
着水したとき『
水の
惑星』に
戻ってきたことを
強く
感じました」と
語りました。
宇宙飛行士の野口聡一さんは、去年11月から国際宇宙ステーションに滞在し、無重力で植物を育てる実験や宇宙空間に出て太陽光パネルを取り付けるといった活動を行って、今月2日、およそ半年ぶりに地球に帰還しました。
野口さんは、6日、一緒に帰還した3人の宇宙飛行士とともに会見し「これまでに搭乗したスペースシャトルやロシアのソユーズは着陸の時に強い衝撃がありましたが、新しい宇宙船は海面に着水するので小さな衝撃しか感じませんでした。そして、波に揺られる感覚があり、『水の惑星』に戻ってきたことを強く感じました」と語りました。
また、先月24日に星出彰彦さんが国際宇宙ステーションに到着し、11年ぶりに2人の日本人が宇宙に滞在したことについて「星出さんと数日をともに過ごせたのはとてもいい思い出です。船長として最後までがんばってほしいと思います」と話していました。
現在、国際宇宙ステーションには星出さんがおよそ半年の予定で滞在していますが、来年以降も若田光一さんと古川聡さんが相次いで滞在することが決まっていて、地上での訓練を始めています。