衆院しゅういん特別とくべつ委い 立たつ民みん“混乱こんらん”と原因げんいんただす 自民じみん“意見いけん反映はんえいの結果けっか”

衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいでは、自民党じみんとうが日本にっぽん維新いしんの会かいの求もとめに応おうじて再さい修正しゅうせいした法案ほうあんの趣旨しゅし説明せつめいを行おこないました。

このあとの質疑しつぎで、

▽立憲りっけん民主みんしゅ党とうの太ふと栄さかえ志こころざし氏しは「国民こくみんの政治せいじ不信ふしんが頂点ちょうてんに達たっしている状態じょうたいだ。きのうも岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが出席しゅっせきして委員いいん会かいで質疑しつぎをする予定よていだったが、突然とつぜん流ながれた。ドタバタ劇げきに国民こくみんはしらけているが、混乱こんらんの原因げんいんは何なにだったのか」とただしました。

これに対にたいし、自民党じみんとうの法案ほうあん提出ていしゅつ者しゃの鈴木すずき馨かおる祐ゆう氏しは「可能かのうなかぎり各党かくとう・各かく会派かいはの意見いけんを党とうの法案ほうあんに反映はんえいをさせようと取り組とりくんだ結果けっかだ。今いまの国会こっかい中ちゅうでの成立せいりつを期きし、限かぎられた時間じかんの中なかで調整ちょうせいが行おこなわれた」と説明せつめいしました。

また、

▽太ふとし氏しは、党とうから支給しきゅうされる「政策せいさく活動かつどう費ひ」について、「やはりブラックボックスだ。領収りょうしゅう書しょの公開こうかいは、なぜ10年ねん後ごなのか。領収りょうしゅう書しょを公開こうかいしても大量たいりょうに黒くろ塗ぬりで出でてくる可能かのう性せいもある。なぜ、この期きに及およんでも『政策せいさく活動かつどう費ひ』を廃止はいししないのか」と迫せまりました。

これに対にたいし、鈴木すずき氏しは「党とうの政策せいさく活動かつどう費ひは役職やくしょく者しゃに支出ししゅつされ、党勢とうせい拡大かくだいや調査ちょうさ研究けんきゅう、政策せいさく立案りつあんに充あてられるが、プライバシーなど、もろもろ勘案かんあんすべきことがある。しっかりとしたガバナンスのもと、不適切ふてきせつな使用しようがあってはならず、それを法的ほうてきに担保たんぽするため法ほう改正かいせいを行おこなう」と述のべました。

委員いいん会かいでは午後ごご、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに出席しゅっせきを求もとめて質疑しつぎを行おこなったあと法案ほうあんを採決さいけつすることにしていて、自民党じみんとうの法案ほうあんは公明党こうめいとうと日本にっぽん維新いしんの会かいの賛成さんせいも得えて可決かけつされる見通みとおしです。

維新いしん 党とう独自どくじの規正きせい法ほうの改正かいせい案あんを取り下とりさげ

日本にっぽん維新いしんの会かいは、5日にち午前ごぜんの衆議しゅうぎ院いんの特別とくべつ委員いいん会かいの理事りじ会かいで、自民党じみんとうが維新いしんの会かいの主張しゅちょうを踏ふまえて再さい修正しゅうせいした法案ほうあんを国会こっかいに提出ていしゅつしたことを受うけて、特別とくべつ委員いいん会かいで審議しんぎしていた党とう独自どくじの規正きせい法ほうの改正かいせい案あんを取り下とりさげる考かんがえを示しめしました。

そして、その後そのご、開ひらかれた委員いいん会かいで取り下とりさげが認みとめられました。

公明こうめい 山口やまぐち代表だいひょう「ほぼ合意ごういできた 今こん国会こっかいで確実かくじつに成立せいりつを」

公明党こうめいとうの山口やまぐち代表だいひょうは党とうの参議院さんぎいん議員ぎいん総会そうかいで「党とうの主張しゅちょうは、具体ぐたい案あんを訴うったえてほぼ合意ごういできたので、今いまの国会こっかいで確実かくじつに成立せいりつを期きしたい。国民こくみんの政治せいじ不信ふしんを招まねいたことに対にたいする回復かいふくを図はかるとともに、国民こくみんの生活せいかつや仕事しごとに何なにが必要ひつようかという前向まえむきな政策せいさく課題かだいを進すすめていくことも政権せいけんの責任せきにんだ」と述のべました。