日銀は22
日まで
開いた
金融政策を
決める会合で、
景気を
下支えするため、いまの
大規模な
金融緩和策を
維持することを
決めました。
一方、
アメリカのFRB=
連邦準備制度理事会は
日本時間の22
日未明に
大幅な
利上げを
決めたと
発表し、
円安が
進む中、
日米の
政策の
違いが
一段と際立つことになります。
日銀は22日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、短期金利をマイナスにし、長期金利がゼロ%程度に抑えるよう国債を買い入れる、いまの大規模な金融緩和策を維持することを、全員一致で決めました。
円安による輸入コストの増加もあって先月・8月の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除き去年の同じ月より2.8%上昇し、日銀が目標として掲げる2%の物価上昇率をすでに上回っています。
ただ、日銀が目指している賃金の上昇を伴った安定的な物価上昇が、まだ実現できていないことに加え、新型コロナウイルスによる落ち込みから回復しつつある、日本経済を下支えする必要があるなどとして、ねばり強く金融緩和を続ける姿勢を改めて示しました。
これに対してアメリカのFRBは日本時間の22日未明、インフレを抑え込むため大幅な利上げを決めたと発表し、円安が進む中、日米の政策の違いが一段と際立つことになります。