米航空宇宙局(NASA)は21日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた海王星の新たな画像を公開しました。撮影が難しい海王星の輪に新たな光を当てる画像になっています。
ウェッブ望遠鏡のプロジェクトに携わる海王星の専門家、ハイディ・ハメル氏は声明で、「我々がこうした塵(ちり)でできたかすかな輪を前回目にしたのは30年前だ」と説明しました。赤外線による観測は初だと指摘しました。
ウェッブの画像にはくっきり見える細い輪に加え、より薄い塵の帯も写っています。NASAのボイジャー2号が1989年のフライバイ(接近通過)で海王星の輪を初めて撮影して以来、確認されていなかった輪も見えます。