また、海上保安庁も25日朝から、清水区日の出町の巴川河口の岸壁で、巡視船による給水活動をしているということです。
静岡市では、興津川の取水口に詰まった土砂や流木など撤去作業を進めていますが、断水復旧のめどは立っていないということです。
一方、中部電力パワーグリッドによりますと、送電用の鉄塔2基が、土砂崩れで倒れたのが原因で、静岡市葵区を中心に24日、最大でおよそ12万戸が停電しました。
復旧作業の結果、停電は25日午前11時の時点で1430戸まで解消したということです。
静岡市の要請を受け、愛知県と岐阜県それに三重県内の自治体から合わせて10台の給水車が派遣されることになり、このうち名古屋市では24日夜、職員30人余りが集まって出発式が行われました。 この中で上下水道局の飯田貢局長は「これまでの経験をいかして静岡市民に寄り添い、全力で活動して下さい」とあいさつしました。 名古屋市から派遣されるのは職員7人と給水車1台で、静岡市に向けて出発しました。 名古屋市によりますと東海3県からの10台の給水車は水道水の供給が再開されるまで活動する予定だということです。 派遣される名古屋市の平野芳茂さんは「水がないと生活すべてが困ってしまうと思う。住民に寄り添って声をかけながら活動していきたい」と話していました。
東海3県から給水車派遣へ