さらには
プロボクシングのヘビー
級チャンピオン、モハメド・アリ
さんと「
格闘技世界一決定戦」を
行うなど、さまざまな
格闘技のトップ選手との
対戦でも
話題を
集めました。
1期目の参議院議員だった1990年12月には、湾岸戦争の危機に直面していたイラクでプロレスやコンサートなどのイベントを開き、現地で人質となっていた日本人の解放に貢献しました。
さらに1995年4月には北朝鮮でもプロレスのイベントを開き、2日間でおよそ38万人の観客を動員したとされています。
活躍はリングの中だけにとどまりません。
猪木さんの代名詞ともいえる「闘魂ビンタ」。
平成のはじめごろに予備校で講演した際、予備校生のパンチを腹に受けて反射的に見舞ったのが始まりとされています。
その後は“縁起物”としてさまざまな場面でビンタを放ち、プロレスファン以外にも広くその名を知らしめました。
そして1998年に現役を引退してからもプロレスや格闘技のイベントにたびたび登場して存在感を示したほか、バラエティー番組などでも人気を集めました。
また「1、2、3、ダー!」とか「
元気ですかー!」といった
独特のせりふも
有名で、
赤いタオルや
マフラーを
首にかけた「
燃える闘魂」の
異名でも
親しまれました。
日本のプロレス・格闘技界を長年にわたって引っ張ってきた猪木さん。
「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」をモットーにしてきた「燃える闘魂」の心は多くの人に知られてきました。
藤波辰爾さん「猪木さんは人生そのもの」
猪木さんが
旗揚げした「
新日本プロレス」に
立ち
上げの
時期から
参加した
藤波辰爾さんは「
ただショックだ。
猪木さんは
人生そのものだ。
親代わりであり、
師匠だった。
いろいろな
思い出が
交差して
頭がまとまらず、
現実として
受け止められない」と
話しました。
藤波さんはおよそ1か月前、猪木さんの自宅に見舞いに行ったということで「『元気ですかー!』と出迎えてもらい、帰るときも『頑張れー!』と送り出してもらってこちらが勇気をもらった。こんな状況になるとはという思いだ」と振り返りました。
またプロレス界への貢献について「プロレスを通じて世間を相手にしていた。鍛え上げられた者どうしで喜怒哀楽をさらけ出すという形を作った。それが生きざまだった」と話しました。
そして「寝ているときもリングシューズを履きトランクスを履いているような気がする人だった。これでやっと休めると思う。『本当にお疲れさまでした』と言いたいがまだ割り切れない」と複雑な心境を明かしました。
北朝鮮をたびたび訪問 日朝関係改善に意欲示す
アントニオ
猪木さんは、みずからの
師匠で
国民的な
人気を
集めたプロレスラーの
力道山が
現在の
北朝鮮に
ある地域の
出身だったことから、
北朝鮮をたびたび
訪問して
高官と
会談を
重ねるなど日朝関係の
改善に
意欲を
示していました。
このうち参議院議員だった2013年11月にはスポーツ交流の行事に参加するため北朝鮮を訪れ、当時、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の側近だったキム・ヨンイル書記と会談し、日朝関係について意見を交わしました。
ただ、日本政府が制裁措置として北朝鮮への渡航自粛を要請していた中で国会の許可を得ないまま訪朝したため、30日間の登院停止の懲罰を受けました。
2014年には、猪木さんが企画した国際プロレス大会が北朝鮮の首都ピョンヤンで開催され、日本やアメリカ、フランスなどからプロレスラーや格闘技の選手およそ20人が参加し、会場となった体育館は1万人を超える観客で満席となりました。
さらに、猪木さんは、2016年から2018年にかけて3年連続で訪朝し、当時、朝鮮労働党で国際関係を統括していたリ・スヨン副委員長と会談を重ね、日本人の拉致問題も取り上げたことを明らかにするなど、日朝関係の改善に意欲を示していました。
障害者雇用 広がる代行事業 やりがいや成長は?報酬は?課題も
障害者の雇用率が先月引き上げられる中、企業に代わって障害者に働く場を提供する事業が拡大しています。障害者の働く場の確保につながる一方で、障害者の成長や自立につながっていないケースがあると指摘されていることから、厚生労働省は企業に対し雇用率の達成だけを目的とした安易な利用を行わないよう指導しています。
Source: NHK
May 1, 2024 20:05
米FRB 金融政策決定会合 30日から始まる 会合後の会見に注目
外国為替市場で一時、1ドル=160円台と、34年ぶりの円安を記録する中、円相場に大きな影響を及ぼす、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合が30日から始まります。会合後の記者会見でパウエル議長が利下げに慎重な発言をすれば、一段と円安が進みかねないだけに、会見の内容が注目されます。
Source: NHK
Apr 30, 2024 00:04
教育実習で“なりたくない” 教員に魅力感じるも ためらう学生
各地で教員採用試験の出願が始まっていますが、教職課程を履修した学生への調査で教育実習中に「教員になりたくないと思うようになった」という回答が4割を超えたことがわかりました。一方で「やりがいを感じた」という回答も8割に上っていて、魅力は感じつつ長時間労働や保護者対応などからためらう学生の姿が浮き彫りになりました。
Source: NHK
Apr 27, 2024 19:04
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