インドの最高裁は29日、夫婦間のレイプをレイプと定義する画期的な判断を下しました。また婚姻の有無にかかわらず全ての女性に対し、妊娠から24週までの中絶の権利を認めました。
これらの見解は、1971年の中絶に関する法律の解釈の一環として出されました。従来中絶の権利は、既婚女性やレイプ被害に遭った女性、あるいは母親の命に危険がある場合のみ、20週までの間に認められていました。
今回の裁定は夫による強制的な性行為を犯罪とするまでに至っていないものの、中絶は認めると明言。そうしたケースは性的暴行とみなされるとしたうえで、夫婦間のレイプをレイプの領域から除外するのは「法律上の擬制に過ぎない」と指摘しました。
昨年、当該の法律には修正が加えられ、結婚している女性としていない女性の区別を一定の状況の下で撤廃。中絶可能な期限を24週まで延長することを認めていました。