海外かいがいの研究けんきゅう結果けっかを踏ふまえると、オミクロン株かぶに対にたいする効果こうかも3回かい目めにモデルナを接種せっしゅした場合ばあいのほうが高たかいと推察すいさつされるということです。

▽38度ど以上いじょうの発熱はつねつがあった人ひとは

▼3回かいともファイザーを接種せっしゅした場合ばあいが21.4％、▼3回かい目めでモデルナを接種せっしゅした場合ばあいが49.2％、

▽全身ぜんしんのけん怠けんたい感かんは

▼ファイザーが69.1％、▼モデルナが78％、

▽頭痛ずつうは

▼ファイザーが55％、▼モデルナが69.6％、だったということです。

いずれも症状しょうじょうが出でるのは接種せっしゅの翌日よくじつがピークで、2、3日にち後ごにはほぼおさまったということです。

また、3回かいともファイザーを打うった人ひとでは、心臓しんぞうの筋肉きんにくに炎症えんしょうが起おきる「心筋しんきん炎えん」が疑うたがわれるケースが2例れい報告ほうこくされましたが、重じゅう篤あつしな症状しょうじょうではなかったということです。

3回かい目めにモデルナを打うった人ひとでは心筋しんきん炎えんを含ふくめて重じゅう篤あつしな症状しょうじょうは確認かくにんされていないとしています。

※抗体こうたいの分析ぶんせきの対象たいしょうは血液けつえき検査けんさの結果けっか、感染かんせんによる抗体こうたいを持もっていなかった人ひとで、3回かい目めファイザーが396人にん、モデルナが233人にんです。

※副ふく反応はんのうの分析ぶんせきの対象たいしょうは接種せっしゅ後ご１いち週間しゅうかんまでの日誌にっしが回収かいしゅうできた人ひとで、ファイザーが2626人にん、モデルナが437人にんです。

このうち楽天らくてんグループは、政府せいふからの働はたらきかけに応おうじて予定よていを10日にち前倒まえだおしし、18日にちからワクチンの3回かい目めの職域しょくいき接種せっしゅを始はじめました。

会場かいじょうでは、医師いしがオンラインでも問診もんしんを行おこなえるようにして接種せっしゅ体制たいせいを効率こうりつ化かし、1日にち当あたり最大さいだいで5000回かいの接種せっしゅができる体制たいせいを整ととのえています。

楽天らくてんグループでは、社員しゃいんとその家族かぞくを対象たいしょうに合あわせて2万まん5000回かいほどの接種せっしゅを見込みこんでいるほか、来月らいげつ14日にちからは世田谷せたがや区くや川崎かわさき市し、横浜よこはま市しに住すむ周辺しゅうへんの住民じゅうみんへの接種せっしゅも始はじめ、取引とりひき先さきも含ふくめた全体ぜんたいでは、合あわせて20万まん回かいの接種せっしゅを目指めざすとしています。

接種せっしゅした30代だいの社員しゃいんは「副ふく反応はんのうが出でるかもしれませんが感染かんせんを周まわりに広ひろげないためにも早はやく接種せっしゅできて安心あんしんしました」と話はなしていました。

3回かい目めの職域しょくいき接種せっしゅをめぐっては今週こんしゅうから野村のむらホールディングスや伊藤いとう忠ただし商事しょうじ、ソフトバンクグループなども予定よていを前倒まえだおしして行いっていて、大手おおて企業きぎょうの間まで職域しょくいき接種せっしゅが本格ほんかく化かしています。

3回かい目めの接種せっしゅを受うけた人ひとのうちファイザーのワクチンだったのは1150万まん6498人にんで71.9％、モデルナのワクチンだったのは450万まん2648人にんで28.1％となっています。

実際じっさいはこれ以上いじょうに接種せっしゅが進すすんでいる可能かのう性せいがあり、今後こんご、増加ぞうかすることがあります。

全ぜん人口じんこうにはワクチン接種せっしゅの対象たいしょう年齢ねんれいに満みたない子こどもも含ふくみます。