ロシアはNATO=北大西洋条約機構を拡大しないよう改めて文書でアメリカに求めましたが、要求が満たされなければ軍事侵攻に踏み切る可能性も示唆しています。
ロシア外務省は17日、アメリカに対し、NATOを拡大しないことを確約することや東ヨーロッパ諸国などからのアメリカ軍の完全撤退などを改めて文書で求めました。
また、ロシアはウクライナに侵攻する意図はなく事態をエスカレーションさせているのは欧米側だと批判しました。
ただ、アメリカが要求に応じなければ、「軍事技術的な措置で対応せざるを得ない」と強硬な姿勢を示しました。
ロシアは昨年12月、NATOがこれ以上拡大しないことを確約するよう要求しましたが、アメリカはこれを拒否してきました。
一方、ロシアのラブロフ外相はウクライナと国境を接するベラルーシで行われている合同演習について、予定通り20日に終了すると述べました。