午前10時までの1時間には静岡県富士市で31ミリの激しい雨を観測しました。
また17日夜から18日朝にかけて断続的に激しい雨が降った西日本や北陸では雨は弱まりつつありますが、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあります。
岩手県と石川県、それに佐賀県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
前線が西日本や東日本を南下し、前線上の低気圧が18日夜にかけて北日本を通過する見込みです。 さらに上空に寒気が流れ込むため、北日本と東日本を中心に大気の不安定な状態が続き、雨雲が発達して激しい雷雨となる見込みです。 特に、記録的な大雨となった東北では夕方にかけて雨雲が発達しやすく、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。 19日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで ▽東北で120ミリ、 ▽北海道で100ミリ、 ▽伊豆諸島で80ミリ、 ▽新潟県で70ミリなどと予想されています。 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに落雷や竜巻などの突風、それに「ひょう」にも十分注意するよう呼びかけています。 急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には屋外では頑丈な建物に移動する、屋内ではカーテンを閉めて、窓から離れるなど安全を確保してください。
状況が悪化する前に早めに安全を確保するようにしてください。
東北で再び大雨のおそれ