※一※ (名)
(1)筆やペンの先をちょっとつけて記したようなごく小さなしるし。
「遠くの人が~のように見える」
(2)〔数〕 数学では幾何学の対象の一。 {(1)}を抽象化したもの。 幾何学基礎論では, 直線などとともに, 無定義用語として, 公理によって規定される。
(3)書き物などに付ける小さいしるし。 (ア)文の句切りの符号。 普通「, 」を使う。 読点。 (イ)注意を喚起するために語句の横に打つしるし。 傍点。 (ウ)漢文を訓読するため, 字に付す記号。 返り点・乎古止(ヲコト)点など。
(4)漢字の字画の一。 「犬」「凡」などの「ヽ」。 古くは, 漢字の字画全般をいった。
(5)灸(キユウ)で, つぼの位置に墨で付したしるし。
「~をおろす」
(6)評価を表す符号・数値など。 (ア)和歌・連歌・俳諧などで, 評価を示す符号。
「 〇 」「ヽ」など。 また, 批評・添削。 (イ)答案などにつける評価の数値や符号。 「~が辛い」(ウ)スポーツ・ゲームなどの得点。 「~を取る」(エ)高く評価すること。 「おいらは~だぞ/黄表紙・孔子縞于時藍染」
(7)特に取り上げるべきところ。
「その~については心配しなくてよい」
(8)漏刻(ロウコク)の時数。 また, 時刻。
「御発句は寅(トラ)の一~/浄瑠璃・百日曾我」
※二※ (接尾)
助数詞。 数を表す漢語に付く。
(1)試合・勝負事, 試験の答案などの得点・評点を数えるのに用いる。
「一~先取した」「百~の答案」
(2)品物の数を数えるのに用いる。
「三~セット」「この五~を入賞とします」
<i>~付(ツ)・く</i>
非難する。
「この姫君の~・かれ給ふまじくと, よろづに思(オボ)しのたまふ/源氏(蛍)」
<i>~を打・つ</i>
非難する。 欠点をいい立てる。
「円満不可思議の御姿で何一つ点の打ち処も無いが/一隅より(晶子)」
<i>~を掛・く</i>
和歌・俳諧などで, 評点を付ける。
「~・けて参らせし歌よりも/戴恩記」
Jiacw D. commented
エンカコ commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
andy yy commented
djdjhhh55 commented
andy yy commented
manjuhuwanqing commented